永世定番品亲澡、タイメックス。カジュアルウォッチの金字塔を手に入れる

1854年、アメリカのコネティカット州ウォーターベリーにて設立された「ウォーターベリークロックカンパニー」を原點とする『タイメックス』梭伐。安価でありながらも信頼性の高い腕時計作りを信念とし末秃、高級品とされていた腕時計を多くの労働者階級のアメリカ人が手にできるものへと変えていったカジュアルウォッチのパイオニア的存在だ。

そのシンプルさやミリタリー色のある風貌から籽御、著こなしを選ばない萬能小物としても知られる『タイメックス』练慕。ファッションとの相性もいいことから、腕時計専門店から有名セレクトショップまで幅広く取り扱われる人気ブランドである技掏。価格も求めやすいところでは1萬円を切るモノも多く存在しており铃将、ゆえに熱心なコレクターも存在しているのだとか。

多くの高機能時計劲阎、雲(yún)上ブランドが亂立する腕時計業(yè)界。その中において『タイメックス』が160年以上もの間肩を並べる存在として名を轟かせているのは鸠真、“誰もが気軽に手にできる”という創(chuàng)業(yè)からのマインドが受け継がれているからだろう悯仙。そのうえで技術(shù)面や細部へのこだわりにも並々ならぬ情熱がかけられており、普段使いの腕時計としてはこの上なく完成されたブランドといえる吠卷。

ポイント1

時計大國といわれるスイスやドイツ、日本との競合により祭隔、古くに誕生したアメリカンブランドが消滅や買収の道をたどった20世紀後半货岭。その波を乗り越え、160年以上もの長い歴史を途切れされることなく受け継いでいる『タイメックス』は、腕時計におけるアメリカの象徴といえる存在だ千贯。その歴史や名作モデルの背景をひも解けば屯仗、おのずとアメリカの歴史そのものがうかがえる。アメリカに傾倒するファッショニスタに『タイメックス』好きが多いのも搔谴、そういうところからだろう魁袜。

腕時計を大衆(zhòng)のモノへと落とし込んだ歴史的大ヒット懐中時計「ヤンキー」（通稱“ダラー?ウォッチ”）は、1ドルという圧倒的な低価格により『タイメックス』ブランドをアメリカ中へと広める一助となった敦第。その安さと大量生産慌核、そして利便性が評価され、第一次世界大戦やベトナム戦爭での米軍用時計納入へとつながっていく申尼。また、1986年に発売された「アイアンマン(R)」は“世界で最も売れているスポーツウォッチ”と評されており垫桂、アメリカのアイコンとして歴代大統(tǒng)領(lǐng)が愛用していたほど师幕。その他、世界初の「ミッキーマウス?ウォッチ」を誕生させるなど诬滩、キャラクタービジネスにおいても先駆け的存在なのである霹粥。

ポイント2

安かろう悪かろう疼鸟、にならない點も長く愛され続ける理由后控。1950年代に“take a licking and keep on ticking”のフレーズで”手荒く扱われても動き続けることをアピールするなど、軍用時計を提供していた背景を反映させた腕時計作りにも余念がない空镜。その高い開発力を象徴する機能が浩淘、世界初の文字盤全面発光機能であるインディグロ(R)ナイトライトだろう。今となっては當たり前の機能も吴攒、視認性の確保を重要視する中で生み出されてきたのだ张抄。

ポイント3

これらの歴史や成長の背景により洼怔、アメリカを代表する腕時計ブランドとしての礎(chǔ)を堅固なものとしてきた『タイメックス』署惯。その安定した下地があるからこそ、毎シーズンのように別注やコラボの聲がかかるのだ镣隶〖辏『ビームス』や『ロンハーマン』といった有名セレクトショップとの取り組みはもちろん、『エンジニアドガーメンツ』などのデザイナーズブランドとのコラボも完売ベースの売り上げを続けている安岂。

「キャンパー」蜕依、「ウィークエンダー」と『タイメックス』を代表するモデルはいくつかあるが、今一番熱いのはこの「タイメックス キュー」だろう。1979年に実際に販売されていたクォーツモデルを忠実に復刻した「タイメックス キュー」は样眠、2019年初登場（初復刻友瘤？）時は即完売。2020年にペプシカラーのモデルを販売した際は公式オンラインストアにて発売開始からわずか30分で完売した実力を持つ大人気銘柄だ檐束。

トノー型ケースとブレスが一體化したクラシカルな出で立ちもさることながら辫秧、織り込み型のSSブレスもこなれた大人の好物であるチープシックな空気を醸成。當時の最先端技術(shù)であるクォーツ式であることを示した文字盤上の“Q”も被丧、程良いレトロさを加速させる盟戏。そのすべてが、當時に忠実甥桂。復刻腕時計ファンもうなるこのデザインが2萬円臺なら柿究、納得だ。

クォーツモデルはコインで開閉できるハッチ?ケースバック構(gòu)造も特徴的黄选。不意の電池切れの際も蝇摸、自分で電池交換が行えるのも実にユニークだ。

なお办陷、クォーツモデルの人気を受けて自動巻きモデルも発表されている貌夕。“Quartz”ではなくなったため文字盤から“Q”の文字が消えているが民镜、サイズ感含めその佇まいは健在だ啡专。その名も、「M79」制圈。裏蓋はシースルーバックになっており们童、ムーブメントの駆動を鑑賞できるようになっている點も見逃せない。

『タイメックス』の腕時計はどれも、実用性とルックスに長けたモノばかり亥鬓。ここからは完沪、歴史やブランドのアイデンティティを感じさせる定番人気シリーズを紹介していこう。まだ同ブランドを所持していないなら嵌戈、この中から1本は確保しておいて損はない覆积。

シリーズ1

ベトナム戦爭時に開発されたディスポーサブル?ウォッチ（使い捨て時計）の視認性や堅ろう性の高さなど実用性に優(yōu)れた魅力を、市販品として1980年代に発売された手巻き式モデル「キャンパー」∈烨海現(xiàn)在では宽档、より利便性の高いクォーツ式となっているが、ドーム型プラスチック風防や24時間計のインデックスといった當時のディテールはそのままに再現(xiàn)されている庵朝。ミリタリーウォッチの定番として君臨するこのモデルは吗冤、『タイメックス』の看板ともいえる存在だろう又厉。

シリーズ2

「キャンパー」をベースとしたミリタリーウォッチのアイデンティティに煌妈、現(xiàn)代的なファッション性を加えた「ウィークエンダー」。上品なクローム仕上げの真鍮ケースにカラフルなナイロンストラップを採用しており宣羊、腕元をファッショナブルに飾ってくれること請け合いだ璧诵。暗所での視認性を高めるインディグロ(R)ナイトライトももちろん搭載〕鸱耄「キャンパー」と並んでブランドを代表する之宿、顔的な1本だ。

シリーズ3

呼稱通り視認性の高さに著目したケースやインデックスデザインを施す「イージーリーダー」苛坚。中でも43mm徑のビッグダイヤルと3?6?9?12時が強調(diào)されたインデックスが特徴の「ビッグイージーリーダー」は比被、そのエイジレスなシンプルさで広く人気を獲得しているモデルだ。ステッチの入ったレザーストラップは炕婶、程良くカジュアルに腕元を誘引してくれる。

シリーズ4

1960年代に製造されていた莱预、『タイメックス』の手巻き式時計を2017年に復刻させたのが「マーリン」だ柠掂。復刻モデルはオリジナルを忠実に再現(xiàn)した34mm徑で、現(xiàn)代的なスペックを踏襲しステンレススチールケースに最新式の薄型手巻きムーブメントを搭載していた依沮。今作はそんな「マーリン」のディテールを踏襲涯贞。ムーブメントは手巻きのまま危喉、ケースもオリジナルに忠実な34mmとなっている。そのうえで辜限、ストラップにはオールシーズンの活躍が期待できるきめ細やかなメッシュブレスが採用されている。あくまで薄嫡、オリジナルが好み。そんな大人には毫深、この1本がおすすめだ。

シリーズ5

汎用性の高い上品な佇まいが印象的な「サウスビュー」は哑蔫、同社ではあまり使用されたないローマンインデックスを採用したモダンなシリーズ弧呐。品のあるネイビー文字盤に控えめなゴールドインデックス嵌纲、そして上質(zhì)なレザーストラップにより味わい深い大人の腕元を表現(xiàn)してくれる俘枫。シンプルな3針モデルのほか疹瘦、3つ目のマルチファンクション仕様も用意されているので、お好みで言沐。

シリーズ6

別名“ブラス?シティ”として知られるほど真鍮加工産業(yè)で栄えた街汹押、ウォーターベリー∨锛郑『タイメックス』の前身が誕生したこの地へのオマージュとして、街の名を刻んだシリーズが「ウォーターベリー」コレクションだ榆综。こちらのモデルは、どこか往年のミリタリーウォッチの空気を漂わせる1本鼻疮。エレガントな5連ブレスも目を引くが、全體として男らしい雰囲気を漂わせている判沟。

シリーズ7

定番「キャンパー」の流れをくむダイヤルデザインと、味わい深い真鍮製ケースが特徴の「エクスペディション」シリーズ挪哄。同シリーズは、鉄板のミリタリームードとレザーやナイロン迹炼、キャンバスといった異素材ベルトとの組み合わせで大人らしさを表現(xiàn)している。実用性に富んだモデルも多く斯入、こちらはソーラー駆動に加えて回転ベゼル、デイト表示と便利な機能を詰め込んだ見た目にも男らしい1本咱扣。主張のあるリューズガードも、気が利いている闹伪。遊びの“2本目”にももってこいだ沪铭。

シリーズ8

トム?クルーズ氏主演の映畫「7月4日に生まれて」で一気にその名が広がった名作「サファリ」は杀怠、作中でもアーミーウォッチとして使われるなどその見た目に獨特なミリタリー感を打ち出している。特徴的な24時間サークルや方向指示ベゼル赔退、編み込みレザーストラップなど當時のデザインを忠実に再現(xiàn)したこの復刻モデルは、ファン待望の一品として発売時に大きな話題を呼んだ硕旗。セレクトショップでのカラー別注なども多く窗骑、注目度の高いモデルの1つだ漆枚。

シリーズ9

日常のあらゆるシーンでの使用を踏まえてデザインされている「カレイドスコープ」シリーズ。中でも人気なのが墙基、他シリーズにはないダイバーズデザインが施されたこちらのモデルだ。創(chuàng)業(yè)地であるウォーターベリーにちなんだ真鍮製ケースに残制、アルミニウム製のベゼルを乗せている。なお初茶、今作で使用したストラップは東京は池之端でレザーアイテムを中心に制作を行う『クランプ』によるもの。ダイバーズとミリタリーのディテールが共存する纺蛆、小気味良いバランス感覚が魅力だ规揪。

シリーズ10

定番、というよりは“新定番”ともいえるモデルがこちら猛铅。同作は、1980年代のモデルを復刻する形で2019年に生まれた「アイアンマン」に続く『タイメックス』のデジタルウォッチ枠だ奸忽。主張ある40mm徑ケースに堕伪、実用的な10気圧防水欠雌。ブランドならではのインディグロナイトライトも備えた、“使える”1本に仕上がっている疙筹。レトロスポーツな顔をお探しなら禁炒、ぜひ霍比。