5萬円以下で買えてしまう来氧、機械式時計入門機8選
高価な嗜好品のイメージがある機械式腕時計诫给。ところが昨今では、その印象の數(shù)分の1程度の価格で手に入る秀逸モデルが増えてきている啦扬。見た目にも楽しい中狂、8本をピック。手軽に機械式の楽しみを知ることができる扑毡、いい時代になった
精密さでは電波時計やクォーツ式に勝るものはないにも関わらず胃榕、男はなぜか機械式の腕時計に惹かれる。10萬瞄摊、20萬という大枚をはたいて手に入れた腕時計勋又。最初はシースルーバックを選び、裏スケルトンからのぞくムーブメントの動作を時間も忘れて眺め続ける……という體験は换帜、良い大人になるために必要な儀式のようにも感じられる楔壤。2日身に著けないと止まってしまい、ぜんまいを巻くところから始めなくてはならないなんてデジタル全盛のこのご時勢にナンセンスだとは思うが惯驼、それがたまらなくいとおしく感じるのもまた男心だ蹲嚣。腕に巻けば递瑰、テンプがゆれる振動すら感じられる気がする。
機械式腕時計の魅力を挙げればキリがないが隙畜、ただ時刻を見るだけではない抖部、“男のロマン”が現(xiàn)代ではわずか2~3萬円もあれば手に入る時代になった。精度に信頼のある國産ムーブメントが多く出回るようになったのも理由だろうが议惰、とにかく機械式に觸れてみたいという男性の需要が増えたのもまた事実慎颗。個人的にはクォーツショックならぬオートマショックが靜かに始まっているのではないかと戦々恐々としているが、出そろっているのはそんなことも気にならなくなる秀逸なデザインの傑作ばかり言询。今回はそんな高コスパな機械式俯萎、とくにデイリーユースに適した自動巻き腕時計をラインアップしてみた。
はじめての機械式なら运杭、“裏スケ”がおすすめ
これから機械式に觸れるなら讯屈、ケースバックにサファイアクリスタルをはめ込んである通稱“裏スケ”を勧めたい。理由は簡単で县习、精緻なムーブメントとその動きを眺める楽しみが生まれるからだ涮母。嗜好品としての意味合いが強い機械式腕時計においては、非常に合理的な意匠といえる躁愿。高級腕時計では叛本、オイルが乾きやすい、パッキンが増える分耐久性に劣るなどの理由で採用しないブランドもあるが彤钟、まずは愛著を持つことが肝要来候。こと自動巻きのローター部分には、各社こだわりのデザインがあしらわれていることが多く逸雹、所有欲を満たしてくれるポイントのひとつとなっている营搅。同様に、盤面から駆動を眺められるオープンハートも推しておきたい梆砸。
デザインにも優(yōu)れた转质、高コスパな機械式腕時計カタログ
お手頃価格で手に入れられる分、守りに入らずデザインにもこだわってほしい帖世。色なのか休蟹、レトロさなのか、オープンハートのような手の込んだディテールなのか……日矫。自分のこだわりを反映した1本が赂弓、きっと見つかるはずだ。
1本目
『ベーリング』16243-564
シンプルなクォーツウォッチの印象が強い北歐ウォッチの雄が哪轿、満を持してリリースした渾身の機械式時計盈魁。9時位置にベーリング海峽の地図を施した24時間計を搭載し、デザインアクセントとしている窃诉。これまでのシンプルモダンを踏襲した『ベーリング』のコレクションとは一線を畫す43mm徑の存在感は杨耙、これまでにない一面を垣間見せた姓惑。ミヨタ社が『ベーリング』だけに供給しているエクスクルーシブなムーブメントを採用しているなど、機械式を持つ喜びを存分に感じさせてくれる傑作だ按脚。
2本目
『オリエント』RN-AG0011S
國産機械式腕時計といえば、まず誰もが思い出すのが『オリエント』だろう萌庆。自社でムーブメントの開発まで行うマニュファクチュールとしては溶褪、コストパフォーマンスで海外ブランドをも圧倒している。剣先を思わせるシャープなドーフィン針とくさび型インデックスは践险、ビジネスマンの武器としての腕時計の立ち居地を思い起こさせてくれる猿妈。9時位置に大膽に開けられたオープンハートからは、ぜんまいがゆるやかにほどけていく様子を眺めることができる巍虫。
3本目
『フォッシル』ニュートラ オートマティック ME3183
端正な3連ブレスに瓦胎、ブラックのSSケース芬萍。4方をクラシカルなローマンインデックスで固めた古き良きドレスウォッチの空気を醸し出しつつも、中央はしっかりスケルトン搔啊。パッと見の主張が強いスケルトンウォッチだが柬祠、『フォッシル』が放つニュートラ オートマティックは実に使い勝手が良い。スーツの腕元にも違和感のないこの絶妙なバランス感は负芋、アメリカにて長くファッションウォッチの覇権を握ってきた『フォッシル』ならではといえそうだ瓶盛。5気圧防水なので、日常で水などを使うシーンでも問題なく耐えうるのがうれしい示罗。
4本目
『オロビアンコ』EVOLUZIONE
クラシカルなフォルムに奶镶、イタリアデザインらしい遊び心を載せた『オロビアンコ』の腕時計は迟赃、老若男女問わず幅広い層に人気のあるアイテム。同ブランドと言えばロゴを大膽に使用したデザインも覚えがあるところだが厂镇、こんな大人に似合うヴィンテージライクな腕時計もリリースしている纤壁。「エヴォルツィオーネ」と名付けられたこちらは捺信、まるで真鍮素材が経年変化したような味のあるケースが特徴的酌媒。太めのインデックスや丸みを帯びた風(fēng)防と合わせて実に印象的な顔立ちにまとまっている。
5本目
『マスターワークス』Quattro 001
2018年登場と比較的若いブランドながら吠式、MADE IN JAPANにこだわった高品質(zhì)なモノ作りで著実にファンとラインアップを増やしている『マスターワークス』陡厘。パワーリザーブインジケーターやオープンハートがアクセントとなる代表作「クアトロ001」にも、サージカルステンレスのケースにあえて手作業(yè)で傷をつけ特占、経年変化を表現(xiàn)したこんな変わり種が登場している雏亚。この価格帯の機械式時計ならではの、粋な選択といえるだろう摩钙。なお罢低、こちらは「チックタック」限定モデルとなる。
6本目
『ロバー』CELLINI S DES VOEUX
あまり馴染みがないブランドかもしれないが身弊、1989年より香港の地で30年以上にわたり機械式時計を中心に製造を行っている『ロバー』辟汰。実は香港はスイス、ドイツ阱佛、日本などに続き腕時計においては一目置かれている地域帖汞。デザイン性が高く見栄えのする製品を高いコストパフォーマンスで提供するブランドが多く、同ブランドにもそんな地域性が反映されている凑术。インダイヤルによるカレンダーにムーンフェイズと翩蘸、マルチファンクションを搭載しながら3萬円を切っているとあれば、注目せずにはいられないだろう淮逊。文字盤の緻密なギョシェも催首、クラシック感を煽る扶踊。
7本目
『フルボデザイン』F2501
アシンメトリーなダイヤルが腕元にセンスを宿す、『フルボデザイン』のスケルトンモデル郎任。ジャパンメイドのムーブメントを表から秧耗、裏から余すことなく観賞できるデザインは、スケルトンウォッチブーム以前から続く『フルボデザイン』の盤面の得意分野だ舶治。ストラップの配色もユニークだが分井、スーツの腕元にも似合う42mmの程良いサイズ感はデイリーユースの1本としても申し分ない。非の打ち所のない作りには歼疮、ブランド名どおり“Furbo=抜け目ない”のほめ言葉がふさわしいだろう。
8本目
『ハンティングワールド』HW994 アディショナルタイム
バッグにウェアにと诈唬、ブランド誕生から40年もの間韩脏、創(chuàng)設(shè)者であるロバート?M?リー氏の冒険心をファッションアイテムに落とし込んできた『ハンティングワールド』。それは腕時計においても例外ではなく铸磅、ユニフォームやフラッグをモチーフとしたインパクト抜群の配色や6時位置のリューズなど、気分を変えるにはもってこいの鮮烈なデザインが目を引く吹散。裏ぶたにはスケルトンではなくお馴染みの象の刻印がなされているが空民、その分2つのインダイヤルに挾まれるようにオープンハートが鎮(zhèn)座界轩。身に著けていれば浊猾、話題も弾むというものだ。
ブツ欲が動力源のモノ好き編集部員
牟田神 佑介
「Men’s JOKER」六荒、「STREET JACK」と男性ファッション誌を経た後矾端、腕時計誌の創(chuàng)刊に攜わり現(xiàn)職掏击。メンズ誌で7年間ジャンルレスに経験してきた背景を生かし、handbagでは主に腕時計や革靴殴玛、バッグなど革小物に関する記事を擔(dān)當(dāng)している钠惩。