20世紀(jì)初頭の革命。カルティエが切り拓いた腕時(shí)計(jì)の歴史
トップジュエラーとして君臨する『カルティエ』だが叉袍、“世界初の男性用腕時(shí)計(jì)”を生んだ時(shí)計(jì)ブランドという顔も持つ。その卓越した技術(shù)は継承され底哗、傑作を生み続けている鼎天。獨(dú)自の世界観を確立する『カルティエ』の腕時(shí)計(jì)
『カルティエ』の腕時(shí)計(jì)というと、近年まではレディースウォッチの評(píng)価が非常に高く谋币、メンズ向けはその延長(zhǎng)上にあるビッグサイズ仕様という印象や認(rèn)識(shí)があった仗扬。しかし2010年にブランド初のメンズ専用シリーズ「カリブル ドゥ カルティエ」が誕生したことで、一気にラインアップの幅を広げることに成功したといえる蕾额。もちろん先述したように時(shí)計(jì)製造の歴史は深く早芭、また一大ラグジュアリーブランドグループである「リシュモン」の筆頭ということもあって、リリースされるコレクションはいずれも美しさと機(jī)能性を兼ね備えた名作が多い诅蝶。
ジュエリーブランド『カルティエ』で腕時(shí)計(jì)が作られるまで
1847年退个、ルイ=フランソワ?カルティエがパリにジュエリー工房を開(kāi)いたことで始まった『カルティエ』が、どういった道をたどって時(shí)計(jì)分野に進(jìn)出し调炬、最高峰へと上り詰めたのか语盈。年代を追って解き明かす。
1890年代
『カルティエ』誕生から約50年缰泡。ルイ?カルティエ氏が経営に參畫(huà)
創(chuàng)業(yè)者の息子で2代目オーナーのアルフレッド?カルティエ氏が刀荒、長(zhǎng)男であるルイ?カルティエ氏を共同経営者に據(jù)えたのが1898年のこと。ルイは類まれな手腕を発揮し、翌年には現(xiàn)在も本店を構(gòu)えるパリのラペ通り13番地に店舗を移転させたほか缠借、ガーランド様式によるプラチナ製のジュエリーを発案して寶飾業(yè)界に革命をもたらすなど干毅、『カルティエ』の躍進(jìn)に大きく貢獻(xiàn)したのだった。その後泼返、數(shù)々の傑作ウォッチを手掛けたのである硝逢。
1900年代
飛行士、サントス?デュモン氏との出會(huì)いで生まれた”世界初”
3代目オーナーとなったルイ?カルティエ氏は绅喉、友人で飛行士のアルベルト?サントス=デュモン氏より飛行機(jī)の操縦中でも時(shí)刻を確認(rèn)しやすい腕時(shí)計(jì)のオーダーを受ける渠鸽。そこで開(kāi)発したのが、“世界初の男性用腕時(shí)計(jì)”こと「サントス」(1904年)だった柴罐。レザーストラップを付けたこの革新的な1本の発明によって徽缚、ルイ氏は腕時(shí)計(jì)に大きな將來(lái)性を感じ、ジュエリーと並行して力を注ぐようになる丽蝎。そして1906年には初の量産型腕時(shí)計(jì)として「トノーウォッチ」を発表し猎拨、1917年には戦車をモチーフにした寫(xiě)真の「タンク」も完成させたのだった。
そのモデルに背景あり屠阻。語(yǔ)りたくなる『カルティエ』の名品3本
エドワード7世に“王の寶石商”と言わしめた稀代のジュエラーは红省、腕時(shí)計(jì)ではスイスとは異なるアプローチからユニークなタイムピースを輩出してきた。とりわけ「サントス」「タンク」「パシャ」は同社のシンボルとして国觉、今なお輝き続けている吧恃。
1本目
サントス
1904年に生まれた「サントス」は、“ブラジルの飛行機(jī)王”ことアルベルト?サントス=デュモン氏のために製作された麻诀。それまでの腕時(shí)計(jì)は懐中時(shí)計(jì)にベルトを付けたようなデザインが大半だったが痕寓、「サントス」は正方形ケースで、その四隅に流麗なラグを設(shè)けてレザーストラップを通すというスタイルを確立蝇闭。時(shí)刻の読み取りがスムーズで呻率、裝著性も優(yōu)れることから高く評(píng)価され、1910年代には市販化呻引。代表的シリーズとして継続されている礼仗。
2本目
タンク
もう1つのスクエアフォルムの名作、「タンク」もまた100年を越える歴史を持つ逻悠。ヨーロッパに暗い影を落とした第一次世界大戦中の1917年元践、平和をもたらす象徴とされた“戦車”を題材にしたモデルとしてデビュー。ケース両側(cè)面の上下をキャタピラーのように突き出し童谒、そこにストラップをセットしたエポックメイキングな外観で人気を博したのだった单旁。それは1920年代に全盛期を迎えるアール?デコ様式のシンボリックな存在ともなったのである。
3本目
パシャ
1930年代趋距、マラケシュ太守だったエル?ジャヴィ公が『カルティエ』に“プールで泳ぐ際に使える防水時(shí)計(jì)”をオーダーし粒氧、開(kāi)発されたのが角型ケースの「タンクエタンシュ」だった。このモデルをベースに节腐、丸型にしてリューズプロテクターや両サイドをビス留めするラグ外盯、アラビア數(shù)字を使った文字盤(pán)、グリッド(格子狀のマスク)を備えたモデルを1943年に発明する翼雀。これが「パシャ」のルーツとされており饱苟、現(xiàn)在もこれらの特徴を受け継いでいる。
獨(dú)創(chuàng)的なデザインが揃う『カルティエ』のおすすめモデル6選
腕時(shí)計(jì)の草創(chuàng)期を築いた『カルティエ』は狼渊、獨(dú)自路線で時(shí)代を切り開(kāi)いてきた箱熬。とくに近年のメンズウォッチの進(jìn)化は目覚ましく、自社製自動(dòng)巻きムーブメントを採(cǎi)用するコレクションを數(shù)多く発売するなど狈邑、魅力的なモデルを連発している城须。
1本目
サントス ドゥ カルティエ ウォッチ LM Ref.WSSA0009
アイコンウォッチの「サントス」が2018年にリニューアル。トレードマークの丸みを帯びたスクエアフォルムやベゼル上のビスなどを踏襲しつつ米苹、工具なしでコマの調(diào)整が可能な「スマートリンク」付きのブレスレットを初採(cǎi)用した糕伐。そのブレスのほかにカーフスキンストラップが付屬し、どちらも「クィックスイッチ」を備えているので容易に交換できるように蘸嘶。自社製の自動(dòng)巻きムーブ良瞧、キャリバー1847 MCを搭載⊙党■DATAケース縦47.5×橫39.8mm褥蚯、厚さ9.08mm
2本目
カリブル ドゥ カルティエ ダイバー ウォッチ Ref.W7100056
2010年にリリースした同社初のメンズ専用シリーズである「カリブル ドゥ カルティエ」の派生型として、2014年に誕生したISO6425に準(zhǔn)拠するダイバーズ况增。300m防水赞庶、耐傷性を上げるADLC加工を施したステンレス製の逆回転防止ベゼル、肉厚なラバーストラップ巡通、暗闇での視認(rèn)性を確保するスーパールミノバ夜光など尘执、プロ仕様の本格スペックを備える。自社製の自動(dòng)巻きムーブ宴凉、キャリバー1904-PS MCを搭載誊锭。■DATAケース徑42mm弥锄、厚さ11mm
3本目
カリブル ドゥ カルティエ クロノグラフ ウォッチ LM Ref.W7100046
ブランド初の自社開(kāi)発ムーブメントをベースにクロノグラフ機(jī)能を追加した丧靡、キャリバー1904-CH MCを搭載するモデルとして2013年にデビュー蟆沫。クラシカルなツーインダイヤルを採(cǎi)用し、3時(shí)位置に30分積算計(jì)温治、9時(shí)位置に12時(shí)間積算計(jì)を配する饭庞。さらに6時(shí)位置に弧を描いた窓の日付を備えて、美的感覚に優(yōu)れるシンメトリーデザインを完成させた熬荆。ベゼルにレールウェイトラックを刻印舟山。シースルーバック。自動(dòng)巻き卤恳±鄣粒■DATAケース徑42mm、厚さ12.66mm
4本目
タンク アメリカン ウォッチ LM Ref.WSTA0018
レクタンギュラーシルエットで突琳、腕に沿うようなエレガントな曲線美が特徴の「タンク アメリカン」に2017年加わったメンズサイズモデル若债。従來(lái)はゴールドケースのみのラインアップだったが、ファンの要望に応えて初めてステンレススチール製で登場(chǎng)した拆融。サンレイ仕上げのシルバーダイヤルに蠢琳、古典的なローマ數(shù)字インデックス&ブルーの指針で知性を演出。アリゲーターストラップ镜豹。自動(dòng)巻き傲须。■DATAケース縦45.1×橫26.6mm逛艰、厚さ9.65mm
5本目
バロン ブルー ドゥ カルティエ ウォッチ Ref.WSBB0025
スイス製のインハウスムーブメント躏碳、キャリバー1847 MCを搭載する2018年リリースモデル∩⒉溃「バロン」(フランス語(yǔ)で“風(fēng)船”の意味)が表す通り菇绵、盛り上がったラウンドシェイプを特徴とする。さらにシンセティック カボションシェイプ スピネルを備えるリューズも獨(dú)創(chuàng)的镇眷。中央に緻密なギョーシェ裝飾を配した文字盤(pán)に咬最、ローマ數(shù)字インデックスと剣型針を用いることでトラディショナルなデザインを生み出した∏范■DATAケース徑42mm永乌、厚さ13mm
6本目
ドライブ ドゥ カルティエ ムーンフェイズ ウォッチ Ref.WSNM0008
縦40×橫41mm(厚さ12.15mm)のクッションケースに、マニュファクチュールムーブメント具伍、キャリバー1904-LU MCを備えるエレガントな1本翅雏。シースルーバックからは、コート?ド?ジュネーブ裝飾を施した精緻なメカニズムを眺めることができる人芽。ローマ數(shù)字を規(guī)則的に配したシルバーフランケダイヤルの6時(shí)位置に望几、大型のムーンフェイズをレイアウト。ファセットしたシンセティックスピネルをオクタゴン型リューズにセット萤厅。自動(dòng)巻き橄抹。
『カルティエ』を選ぶメリットの1つ玉锌。コンプリートサービスとは
『カルティエ』のアフターサービスに、「コンプリートサービス」がある疟羹。これは機(jī)械式とクォーツ式のどちらも主守、搭載ムーブメント自體を交換するメンテナンス方法。いわゆる分解→點(diǎn)検→洗浄→組み立て→調(diào)整を行うオーバーホールとは異なり阁猜、內(nèi)部メカを新品と同様の狀態(tài)に戻す修理である丸逸。業(yè)界の常識(shí)を覆す新時(shí)代のサービスとして、現(xiàn)在腳光を浴びている剃袍。
雑誌やWEBを中心に活動(dòng)するモノ系フリーライター。時(shí)計(jì)やクルマへの趣味が高じ捎谨、それらを?qū)熼T的なジャンルとしている民效。最近欲しいモノは、同い年のアンティークウォッチ涛救。